149から82へ|月一ゴルファーが5年かけて辿り着いた、リアルな上達の全記録

上達ロードマップ

 初スコア149から始まったゴルフ人生が、5年で82まで来ました。月1ラウンド・お小遣い¥25,000・家族持ちサラリーマンが、何を考え何に失敗し何が転機になったのか。野球経験者の月イチゴルファーが67打縮めたリアルな上達記録を、年代別に全公開します。


ゴルフを始めて5年。月に1回のラウンドしかできない、お小遣い月¥25,000のサラリーマンです。

そんな私の初スコアは「149」。そして今、ベストスコアは**「82」**。

この5年間、何を考え、何に失敗し、何が転機になったのか。月イチゴルファーが回り道だらけで上達した記録を、年代別に全部まとめました。

ゴルフを始めたばかりの方、なかなか100が切れない方、特に野球経験者で「運動神経には自信あったのに…」と挫折しかけている方には、きっと共感してもらえるはずです。

私がやってきたことは、決して特別じゃありません。でも、月1ラウンド・限られたお小遣い・家族持ちという制約の中で、67打スコアを縮めた事実は、同じ境遇の人には少なからず希望になると思います。

それでは、5年間の研究記録、はじめます。


  1. なぜゴルフを始めたのか
    1. 最初のクラブは中古ショップで一式3万円以下
  2. 🥺 1年目:野球経験者の慢心が、初ラウンドで粉々になった
    1. 一番ショックだったのは、ドライバーでのチョロと空振り
    2. 「運動神経に自信あり」が、ゴルフでは通用しないという現実
    3. 1年目で気づいた、たった一つの大切なこと
  3. 📚 2年目:100を切ったあとの「停滞期」と、悩み続けた1年
    1. スコアが伸びない、停滞の1年
    2. レッスンに通えないなら、知識で勝負するしかない
    3. 私が信頼している2つのYouTubeチャンネル
      1. 🎥 ウームゴルフ(UUUM GOLF)
      2. 🎥 TORU GOLF TV
    4. 練習場で意識を変えた、たった一つのこと
      1. ① 目標を決めて、アドレスを意識してから打つ
      2. ② アプローチ練習の比率を増やした
      3. ③ 量より質、これに尽きる
    5. 2年目の終わり、スコアは変わらないのに、何かが変わっていた
  4. 🧠 3年目:技術ではなく「頭」で打つようになった年
    1. スコアが目に見えて変わった
    2. 3年目の最大の気づき:「ゴルフは頭で打つスポーツ」
    3. 私が学んだ「月イチゴルファーのコースマネジメント」
      1. ① 「ナイスショット前提」で攻めない
      2. ② 自分の飛距離を「正確に」把握する
      3. ③ 「ボギーで上等、ワンチャンパー狙い」
    4. そして、何より「アプローチ」が伸びた
    5. アプローチが伸びた一方、アイアンは「日替わり」だった
      1. ① グリーンを外しても怖くなくなった
      2. ② パーオンしなくても、パーが取れるようになった
    6. 3年目の終わり、見えてきた「次の壁」
  5. 🔥 4年目:ついに「本丸」に手をつけた年——スイング根本改造
    1. 90台と80台の間にある、見えない壁
    2. 4年目のテーマ:「アウトサイドイン軌道」の本格修正
    3. 野球経験者の最大の壁、アウトサイドイン軌道
    4. 4年目に取り組んだ、スイング修正の核心
      1. ① トップの位置を変える
      2. ② ビジネスゾーンで「三角形」を崩さない
    5. そして、ベスト82が出た日
    6. 82を出して気づいた、本当のこと
    7. ベスト82のあと、安定のために選んだ「QI10MAX」
    8. ただし、82を出した後も、すぐに80台が安定したわけではなかった
  6. 🌱 5年目(現在):再現性を追いかける、リアルな日々
    1. 5年目の現実:「平均は90台前半、80台はまだ3回」
    2. 5年目のテーマ:「スイングの安定化と再現性」
      1. 月イチゴルファー最大の敵は「再現性」
      2. 私が今やっている、再現性向上のための取り組み
  7. 🎯 これからの目標——80台安定と、ブログを通じてゴルフ人生を豊かに
    1. 目標①:80台を安定して出す(平均スコア85以下)
    2. 目標②:ブログを通じて、同じ境遇の人の役に立ちたい
  8. 📌 まとめ:149→82の5年で、月イチゴルファーが学んだこと
    1. 5年で気づいた、月イチゴルファーの上達ロードマップ
    2. 月イチゴルファーが上達するために、本当に大切な3つのこと
      1. ① 野球(他競技)の経験を一旦捨てる勇気
      2. ② スコアが伸びない時期も、続けること
      3. ③ 楽しむこと、家族との時間を大切にすること
    3. このブログでこれから書いていきたいこと
    4. 最後に——同じ境遇のあなたへ

なぜゴルフを始めたのか

ゴルフを始めたきっかけは、親戚の影響でした。

身近にゴルフをやっている親戚がいて、ラウンドの話を聞くたびに「自分もいつかやってみたい」とずっと思っていました。社会人になり、結婚し、子供ができて——「いつか」と思いながらズルズル先延ばしにしていたゴルフを、ようやく始める踏ん切りがついたのが5年前です。

正直に言うと、始める前の自分は完全に舐めていました

子供の頃から野球を続けてきて、運動神経には自信がある。バットだって振れる。止まっているボールを打つだけなら、110台くらいでは普通に行けるだろう——本気でそう思っていました。

今思えば、これが野球経験者あるあるの典型なんですが、当時の自分は気づきもしませんでした。

最初のクラブは中古ショップで一式3万円以下

家族持ちサラリーマンの予算事情は、ゴルフを始める時点ですでにシビアです。「やってみたい」と思っても、新品でクラブを揃えれば10万円以上は当たり前。最初からそんな投資は到底できません。

私が選んだのは、中古ショップで一式揃えるという選択肢でした。

近所の中古ゴルフショップに行き、店員さんに相談しながらレフティの中古セットを探したところ、3万円以下で揃えることができました。当時は「これで本当に大丈夫なのか?」と半信半疑でしたが、結論から言うと、初心者にはむしろこれで十分でした。

ゴルフを始めるときに新品でフルセットを揃える人もいますが、はっきり言ってその時点ではゴルフを続けるかどうかすら分からない状態。続かなかったら高い買い物になりますし、上達してから自分に合ったクラブを買い直すことを考えれば、最初は中古で十分というのが、今の私の結論です。

このあたりの「中古クラブの賢い選び方」については、別記事で詳しく書こうと思います。特にレフティ向けの中古クラブ事情は情報が少ないので、需要があるはずです。


🥺 1年目:野球経験者の慢心が、初ラウンドで粉々になった

中古セットを揃え、近所の打ちっぱなしで何度か練習し、満を持して迎えた初ラウンド

結果は——149

期待していた110台どころか、150手前という現実を突きつけられました。

一番ショックだったのは、ドライバーでのチョロと空振り

スコア149そのものよりも、自分にとって最大のショックはドライバーでのチョロと空振りです。

10年以上野球をやってきて、バットを当てられないなんてことは1度もなかった。素振りなら何千、何万回とこなしてきた。なのに——ティーアップされた、止まっているボールに、当たらない

ドライバーを思い切り振った瞬間、空気を切る音だけが響いて、ボールは目の前に置かれたまま。次のショットでは、ボールがちょろっと2メートル前に転がるだけ。

野球を10年やってきた自分にとって、これは屈辱以外の何物でもありませんでした。隣で同伴者が普通にナイスショットを打っているのを見ながら、**「俺、何してるんだろう」**という気持ちでいっぱいでした。

「運動神経に自信あり」が、ゴルフでは通用しないという現実

その日のラウンドで気づいたのは、ゴルフは運動神経で打開できる競技ではないということでした。

野球で言えば、私は決してプロ級ではありませんが、市民レベルでは「上手いほう」だったと思います。打席に立てば、最低限ファールにはできるくらいの感覚はありました。

でもゴルフでは、その自信が1ホール目で完全に粉砕されました。ティーグラウンドで空振りした瞬間、「これは別物だ」と本能的に理解しました。

野球の素振りの感覚で振れば振るほど、ボールに当たらない。たまに当たっても、ドスライスかチョロ。自分のスイングが、自分の意思とは無関係に暴れている——そんな感覚でした。

1年目で気づいた、たった一つの大切なこと

149という屈辱的なスコアを経験して、1年目の終わりに気づいたことがあります。

それは——**「ゴルフは野球と全くの別競技として、ゼロから学ぶ必要がある」**ということ。

野球で培ってきた感覚は、一旦全部捨てる。バットを振る感覚、構え方、体の使い方——すべてを「ゴルフ用」に作り直さないといけない。むしろ野球の経験が邪魔をするくらいだ、という事実を、痛みとともに学びました。

この気づきが、その後の5年間の上達の原点になります。

1年目の終わり、私のスコアはなんと100切り達成にまで来ていました。149から始まったゴルフ人生が、たった1年で99以下に。「野球経験者の慢心は粉砕されたけど、運動神経自体は確かに役に立った」と感じた瞬間でした。

——ただ、ここで私は勘違いをします。

「この調子で行けば、2年目は90切り、3年目は80切りも見えてくるんじゃないか?」

後から振り返ると、これがゴルフ人生最大のでした。


📚 2年目:100を切ったあとの「停滞期」と、悩み続けた1年

1年目の終わりに100切りを達成し、私は完全に調子に乗っていました。**「このペースなら2年目は90切りも見えてくる」**と本気で信じていたんです。

ところが、現実はそう甘くありませんでした。

スコアが伸びない、停滞の1年

2年目に入って、何度かラウンドを重ねたものの、スコアは100前後をうろうろするだけ。100切りはたまに出るものの、安定しない。気を抜けば110台に戻ってしまう——そんな不安定な1年が続きました。

1年目で100切れたんだから、2年目は90切れるはず」という期待が、毎ラウンドごとに少しずつ削られていく感覚。当時の私が一番苦しかったのは、**スコアそのものよりも「思っていたように進歩しない焦り」**でした。

正直に言うと、2年目はずっとスイングについて悩み続けた1年でした。「もっとこうすれば飛ぶんじゃないか」「この動きを足せば曲がらないんじゃないか」——練習場でもラウンド中でも、頭の中はスイングのことばかり。考えすぎて余計に振れなくなる、そんな悪循環にもハマっていました。

これ、ゴルフを始めた人なら誰もが通る道だと思います。最初の数ラウンドで急成長して、ある日突然伸びが止まる。この壁を越えられずに辞めていく人が、たぶん一番多いんじゃないでしょうか。

レッスンに通えないなら、知識で勝負するしかない

レッスンに通うお金はない。月1ラウンドでは経験も積めない。じゃあ、何で差をつけるか?

私が出した答えは——**「YouTubeで知識武装する」**ことでした。

幸いなことに、今のゴルフ業界はYouTubeで膨大な情報が無料で手に入る時代です。プロゴルファー、ティーチングプロ、レッスンスクール——あらゆる人がチャンネルを持っていて、ありとあらゆるテーマで動画をアップしています。

昼休み、子供を寝かしつけたあとの夜——スキマ時間はほぼ全部、ゴルフ動画を見る時間に充てていました。

私が信頼している2つのYouTubeチャンネル

数えきれないほどのゴルフ動画を見てきた中で、今でも参考にしているチャンネルを2つだけ紹介します。

🎥 ウームゴルフ(UUUM GOLF)

理論派の方には特におすすめのチャンネルです。スイングの仕組みを論理的に解説してくれるので、「なぜこの動きが必要なのか」が腑に落ちる。私自身、自分のスイングがなぜ上手くいかないのか、原因を言語化できるようになったのは、このチャンネルの影響が大きいです。

野球経験者にとって特にありがたいのが、「身体の動かし方の違い」を構造的に説明してくれること。感覚論ではないので、自分の中に落とし込みやすい。

そしてその理論を教えてくれる講師のような存在がたくさんいるため同じ悩みでも様々な角度から解決法を教えてくれるので知識として落とし込むこともできるし自分の悩みを様々な方法で対策できるようになるのでためになる番組です。

🎥 TORU GOLF TV

実践的な気づきが多いチャンネルです。「ゴルフ場で実際にどう振るか」「ミスした時にどう立て直すか」など、ラウンド本番で使える知恵が散りばめられています。

チャンネル主も私と同じように社会人からゴルフを始めたアマチュアゴルファーなのでアマチュアならではの視点で共通点もあり似たような悩みをどう対策しているのかを見ることで勉強になります。

特に勉強になるのが上手いアマチュアのゴルファーがたくさん出ることです。プロではなくアマチュアではあるものの片手シングルやクラブチャンピオンになった経験のある方がそれぞれの感覚や考え方、練習方法を教えてくれます。チャンネルの基本がラウンド動画なので「実戦の際にどうするか」が勉強になる番組です。

ちなみに娯楽として見るのにも面白くおすすめのチャンネルです!!

この2つのチャンネルを、**理論(ウームゴルフ)と実践(TORU GOLF TV)**の両輪として見続けたのが、2年目の私の独学スタイルでした。

練習場で意識を変えた、たった一つのこと

知識を仕入れた上で、2年目に練習場で取り組んだのは——**「1球1球、丁寧に打つ」**ことでした。

それまでの私は、練習場に行くと**「とにかく100球打つ」**みたいな練習をしていました。ドライバーを振り回し、たまにアイアンを混ぜて、最後にウェッジで打って終わり。

でもこれ、ほとんど意味がないことに気づきました

そこで、2年目から練習スタイルを大きく変えました。

① 目標を決めて、アドレスを意識してから打つ

1球打つたびに、**「どこに、どんな球を打ちたいか」**を明確に決める。それからアドレスに入り、構えがイメージ通りになっているか確認してから振る。この「目標設定→アドレス確認→打つ」の流れを、毎球必ず守るようにしました。

たった1球ごとの動作ですが、これを徹底してから練習1時間の濃さが何倍にも変わりました

② アプローチ練習の比率を増やした

それまでドライバー中心だった練習を、アプローチ多めに切り替えました。理由はシンプルで、ラウンド中に一番打つのはアプローチだから。なのに練習場では一番おろそかにされがちなクラブなんです。

野球経験者は「強く振る快感」が忘れられず、ついドライバーやアイアンばかり打ちがちです。でもスコアを縮めるのは、地味なアプローチの精度。これに気づいてから、練習の優先順位が変わりました。

③ 量より質、これに尽きる

2年目で得た最大の気づきは——**「練習は量じゃなくて、質が全て」**ということでした。

100球を惰性で打つより、30球を1球ずつ目的を持って打つほうが、明らかに上達します。これに気づくのに2年かかりましたが、気づいてからの上達速度は明らかに変わりました。

2年目の終わり、スコアは変わらないのに、何かが変わっていた

YouTubeで知識を仕入れ、練習の質を変え、ひたすらスイングを悩み続けた1年。

それでも、2年目の終わりにスコアはあまり変わっていませんでした

「えっ、それだけやって結果出てないの?」と思われるかもしれません。確かに、スコアという数字だけ見れば、2年目は完全な停滞期でした。

でも、自分の中では何かが変わっていく感覚はありました。

これらは、スコアには表れない**「上達の素地」**でした。そして——この悩み続けた1年が、後の3年目に大きな転機を生むことになります

2年目は、外から見れば停滞期。でも内側では、スコアにならない蓄積が確実に進んでいた。今振り返れば、そう思えます。

野球経験者で、ゴルフを始めて1〜2年目に「思ったより上達しない」と感じている方には、ぜひこの話を伝えたいです。そこで諦めなければ、必ず3年目に何かが変わります。私自身、2年目に悩み抜いたからこそ、3年目で大きな突破口を見つけられたと確信しています。


🧠 3年目:技術ではなく「頭」で打つようになった年

2年目を悩み抜いた末の3年目。この年が、私のゴルフ人生における最大の転換期でした。

スコアが目に見えて変わった

3年目に入ると、スコアの推移が明らかに変わりました。

2年目まで100前後をうろうろしていたのが嘘のように、ラウンドの大半で90台をマークできるようになったんです。「やっと2年目の苦労が報われた」と、心の底から思いました。

ただ、80台はまだ遠い世界。ベスト更新できそうで、できない——そんな**「あと一歩」の1年**でもありました。

そして、この変化を生んだのは——スイング技術ではありませんでした

3年目の最大の気づき:「ゴルフは頭で打つスポーツ」

2年目までの私は、「スコアが伸びない=スイングがおかしい」と思い込んでいました。だから練習場でひたすらスイングを悩み続けていたんです。

でも3年目、ある日のラウンド中にハッと気づきました。

「あれ、スイングは結構良くなってるのに、スコアが伸びない理由って、もしかしてコースの攻め方じゃないか?」

野球で言えば、いくらスイングが良くても、配球を読まなければヒットは打てないのと同じ。ゴルフも、いくらナイスショットを打てても、そもそもの狙いどころが間違っていれば、スコアにはつながらない。

この気づきが、3年目最大の転機でした。

私が学んだ「月イチゴルファーのコースマネジメント」

3年目から、ラウンドの考え方を根本的に変えました。具体的には、こんな意識です。

① 「ナイスショット前提」で攻めない

それまでの私は、ティーグラウンドに立つたびに**「フェアウェイのど真ん中」**を狙っていました。でもよく考えれば、私は月1ラウンドのアマチュア。ナイスショットの確率なんて、せいぜい3〜4割です。

確率4割の選択肢に毎回賭けるのは、ギャンブルでしかありません。

そこで、こう考え方を変えました。「ナイスショットが出なくても致命傷にならない場所」を狙う。フェアウェイ右がOBなら、左ラフを狙う。風が強ければ、ロフトのあるクラブで刻む。「最悪を避ける」発想です。

これだけで、OBやペナルティのリスクが劇的に減りました

② 自分の飛距離を「正確に」把握する

野球経験者は、**「思い切り振れば飛ぶ」**という幻想に縛られがちです。私もそうでした。「このパー4は350ヤードだから、ドライバーで残り100ヤード」なんて計算をしていたんですが、実際の自分のドライバー平均は220ヤード。毎回30ヤードもの誤差で計算していたんです。

3年目から、自分のクラブごとの**「平均飛距離」を正確に把握するようにしました。最大飛距離ではなく平均**です。これだけで、2打目に選ぶクラブが変わり、グリーンを外すケースが激減しました。

③ 「ボギーで上等、ワンチャンパー狙い」

3年目で一番自分にハマった考え方が、これです。「全ホール、ボギーで上等。ワンチャンスがあればパーを狙う」

100切りや90切りを目指すなら、全ホールでパーを取る必要はありません。むしろ**「全ホールをボギーで上がれば90」**。これに気づいてから、ラウンド中の心の余裕が全然違ってきました。

具体的には、こんな思考の流れです:

「無理してパーを取りにいって、ダブルボギー以上を叩く」——これが2年目までの私の典型的なミスパターンでした。3年目に「ワンチャンパー狙い、ベースはボギー」と割り切ってから、スコアが安定的に縮まるようになったんです。

野球で言えば、ホームランを狙わず、堅実にゴロでランナーを進める発想。地味ですが、これが90切りへの最短ルートでした。

そして、何より「アプローチ」が伸びた

3年目で一番伸びた部分は、間違いなくアプローチでした。

2年目から練習場でアプローチの比率を増やしていたのが、ようやく実を結んだんです。グリーン周りからの寄せが上手くなると、スコアは劇的に縮まります

アプローチが伸びた一方、アイアンは「日替わり」だった

正直に書くと、3年目時点ではアイアンの精度はまだ安定していませんでした

「アプローチが上手くなれば、アイアンも自然と良くなる」と言いたいところですが、現実はそんなに甘くなく、アイアンはその日の調子次第でした。当たる日は当たる、当たらない日は当たらない。完全に水物の状態です。

それでも、アプローチが上手くなった効果は別の形で表れました。

① グリーンを外しても怖くなくなった

それまでの私は、**「グリーンを外す=ダボ確定」**のメンタルでした。アプローチに自信がないから、グリーンに乗らないと一気に崩れる。

3年目になると、「グリーンを外しても寄せて1パットでパー」という選択肢が現実的になりました。グリーンを外すこと自体が怖くなくなる——これだけでラウンド中の心理的な余裕が全然違います。

アイアンが調子悪い日でも、「外しても大丈夫、寄せればいい」と思えるようになったのは大きかったです。アイアンがブレても、アプローチでカバーできる保険ができたんです。

② パーオンしなくても、パーが取れるようになった

90切りには、**「パーオン率の低さをアプローチでカバーする」**発想が必須です。

私のパーオン率は、当時20%弱8割以上のホールはグリーンに乗りません。だからこそ、乗らなかったあとの寄せでパーを拾えるかで、スコアが大きく変わるんです。

「パーオン率20%でも、寄せワンが2〜3回決まれば90が見える」——これに気づいてから、自分のゴルフの組み立てがガラッと変わりました。

3年目の終わり、見えてきた「次の壁」

3年目の終わり、私のスコアは90台前半が安定するところまで来ました。149から始まったゴルフ人生が、ついに**「90台が当たり前」の世界**にまで来たんです。

ただ、ここでもう一つの壁が見えてきました。それは——**「80台が、出そうで出ない」**という壁。

ラウンドの前半は良いペースで来ても、後半に1〜2回大きく崩れて90台に着地する。「**もう少しで80台」**という日が、何度も何度もありました。

そして、ゴルフを始めて3年2ヶ月。ついに、その日が来ます。

——初めての80台。スコアは、忘れもしない82でした。

ベスト更新の喜びと同時に、強い手応えがありました。「この壁、越えられる」と。

そして、本格的に80台の世界を目指す4年目が始まります。


🔥 4年目:ついに「本丸」に手をつけた年——スイング根本改造

3年目で**90台が安定し、ベスト91まで来た私。次の目標は当然、80台を出すことでした。

ところが4年目に入って気づいたのは——**「90台と80台は、別の競技」**だということでした。

90台と80台の間にある、見えない壁

90台で安定していた頃、私は**「自分はもう中級者だ」**と思っていました。コースマネジメントを覚え、アプローチも上達した。あとはちょっとした運と集中力があれば、80台に手が届くはず。

そう思っていたんですが、現実は厳しかった。4年目の前半、90〜95で安定しているものの、80台がほとんど出ない。たまに80台ペースで進んでも、後半に必ずドスライスが出てOB→ダブルボギー→流れが止まる、というパターンが続きました。

そして、ふと気づいたんです。

「これ、ずっと同じ場所で躓いてるな」

何度もラウンドを振り返ると、スコアを崩す原因はいつも同じでした。それは——ドライバーやロングアイアンでのドスライス

3年間、毎ラウンドごとに試行錯誤して**「なんとか曲がり幅を抑えよう」と悩み続けてきた問題が、80台を狙うレベルになってついに無視できなくなった**んです。

4年目のテーマ:「アウトサイドイン軌道」の本格修正

3年目までの私は、ずっと**「曲がり幅を小さくする方向」**で工夫してきました。

スイング中に意識を変える、グリップを微調整する、アドレスを工夫する——あらゆる小手先の対処を試してきました。それぞれ多少の効果はあったものの、根本的なアウトサイドイン軌道そのものには手を付けられていませんでした。

理由は単純で、怖かったから。スイングを根本から作り直すと、一時的にスコアが悪化する可能性がある。せっかく90台で安定したのに、それを崩すのが怖かったんです。

でも4年目に入って、ようやく腹を括りました。

「ここで本気で直さないと、一生80台で止まる」

そして、ゴルフ歴4年目にして初めて——野球で染みついたアウトサイドイン軌道の本格的な修正に着手したんです。

野球経験者の最大の壁、アウトサイドイン軌道

野球経験者がゴルフでスライスに苦しむ最大の原因が、アウトサイドイン軌道です。

野球のバッティングは、トップから直接ボールを叩きにいく動き。ボールに対してクラブが外から内へ降りてきます。これがゴルフでそのまま出ると、強烈なアウトサイドイン軌道になり、ドスライスが炸裂します。

私の場合、特に厄介だったのは、自分ではアウトサイドインだと気づきにくかったこと。「真っ直ぐ振ってる」つもりが、動画で見ると明らかに外から入ってきている。身体に染み込んだ動きほど、本人には気づけないんです。

このあたりの詳しい話は、別記事で書いています。

🔗 【関連記事①】スライスが直らない野球経験者へ|アウトサイドインとQI10MAXで変わった話

🔗 関連記事②】野球経験者あるある|ゴルフのアドレスでやりがちなNG3つ

4年目に取り組んだ、スイング修正の核心

ここでは、4年目に意識した修正ポイントを簡単にまとめます。

① トップの位置を変える

野球のトップは前足側の肘が曲がっている形が基本です。レフティの私の場合、それは右肘。これがゴルフのトップでも出てしまっていました。

修正したのは、トップの時点で前足側の肘(私の場合は右肘)をしっかり伸ばすこと。これだけでスイングプレーンが変わり、クラブが内側から下りてくる軌道に変わりました。

② ビジネスゾーンで「三角形」を崩さない

両腕とクラブで作る三角形を、ビジネスゾーン(腰から腰の間)で崩さないこと。野球の癖が出ると、この三角形がインパクト前に崩れて手だけで打ちにいく動きになります。

「両腕の三角形を、できる限り長くキープする」——これを意識しただけで、ボールへの当たりが激変しました。

そして、ベスト82が出た日

4年目の中盤、ある日のラウンドで——ついにそれが起きました

スコアは82。それまでのベスト91を、一気に9打更新しました。

その日のラウンドは、不思議なくらい**「全体的に良かった日」**でした。

特別なことをしたわけじゃない。ただ、ドライバーでOBを出さない意識を強く持って、運も味方につけて、全部噛み合った日——それが82を出した日でした。

特に大きかったのは、ドライバーのOBを1回で抑えたこと。これまでスコアを崩す元凶だったドライバーで、「飛距離より方向性」を徹底したのが奏功しました。

ラウンド後、車の中で一人「やっと来た…」と呟いた瞬間を、今でも覚えています。

82を出して気づいた、本当のこと

ベスト82を出して、嬉しかったのは事実です。でも、それ以上に気づいたことがありました。

それは——**「ベスト更新は、ある日突然来る」**ということ。

毎日コツコツ練習し、ラウンドで悩み、修正し続けた4年間の蓄積が、ある日のラウンドで全部噛み合った結果が、82でした。

その日に特別なことをしたわけじゃない。継続してきたことが、たまたま全部当たっただけ。これは、月イチゴルファーで上を目指す人にとって、希望でもあり、現実でもあります。

「いつ来るかは分からない。でも、続けていれば必ず来る」——これが、4年目で得た一番大切な学びでした。

ベスト82のあと、安定のために選んだ「QI10MAX」

ベスト82を出した直後、私はある決断をしました。

それは——ドライバーをTaylorMadeのQI10MAXに買い替えることでした。

「ベストスコア出したばかりで、なぜすぐクラブを替えるの?」と思われるかもしれません。理由は明確で、**「次のステップは、80台を安定させること」**だと気づいたからです。

82を出した日、たしかに自分のスイングは良かった。でも、それを毎ラウンド再現できる自信はありませんでした。野球経験者特有のアウトサイドイン軌道が、また顔を出すかもしれない。そうなった時に、クラブの寛容性で曲がり幅を抑えてくれる——そんな道具の助けが、80台安定には必要だと判断したんです。

QI10MAXは慣性モーメント10Kという、ミスに極めて強い設計のドライバー。お小遣い制サラリーマンとしては大きな投資でしたが、**「ベスト82の自分のレベルを、安定させるための投資」**として踏み切りました。

なぜQI10MAXを選んだのか、実際にどう変わったのかは、関連記事で詳しく書いています👇

🔗 【関連記事】スライスが直らない野球経験者へ|アウトサイドインとQI10MAXで変わった話

ただし、82を出した後も、すぐに80台が安定したわけではなかった

正直に書くと、82を出した後も、すぐに80台が安定したわけではありません

その後のラウンドでは、また90台が中心。たまに80台、またたまに99——という不安定な時期が続きました。クラブを買い替えても、スイングそのものを安定させない限り、本当の意味で80台で回ることはできないんだと痛感しました。

ベストを出せる選手」と「ベストで回れる選手」は全く違う——3年目に薄々感じていたこの壁は、4年目になっても完全には越えられませんでした。

そして、**5年目(現在)**が始まります。


🌱 5年目(現在):再現性を追いかける、リアルな日々

ベスト82を出してQI10MAXを導入した4年目を経て、現在の5年目。私は今、ゴルフ人生で最も大切な局面に立っています。

5年目の現実:「平均は90台前半、80台はまだ3回」

5年目に入った今のスコアは、平均90台前半です。

具体的な数字を出すと、5年目はここまで約18ラウンド回って、80台が出たのはたった3回だけ。残りの15ラウンドは、すべて90台でした。

正直、自分でも「ベスト82を出した割に、80台が出ない」と何度も思います。80台を目指すレベルと、80台で安定する選手のレベルは、思った以上に開きがある——これが5年目で痛感していることです。

ただ、悲観しているわけではありません。3年目までは「90台で回れたらいい」と思っていたのが、5年目には「80台が出ないと悔しい」と感じるようになっている。求めるレベルが上がっている証拠です。

5年目のテーマ:「スイングの安定化と再現性」

4年目までで、技術・知識・道具は一通り揃いました。でも、それらを毎ラウンド再現できるかは別問題。5年目は、ここに本気で取り組んでいます。

月イチゴルファー最大の敵は「再現性」

月1ラウンドのゴルファーが80台を安定させるためには、**「ナイスショットを増やす」のではなく「ミスショットを減らす」**ことが必要です。そしてミスショットを減らすには、スイングの再現性を上げるしかない。

毎ラウンド同じ場所に立ち、同じスイングをして、同じ球が出る——これができれば、コースマネジメントもアプローチも全部噛み合って、自然と80台で回れるはずです。

ところが**「同じスイング」を再現するのが、月1ゴルファーには本当に難しい**。練習場で良いスイングが固まっても、月1のラウンドで本番に出てくるかは別問題。1ヶ月空くと、簡単に動きが変わってしまうんです。

私が今やっている、再現性向上のための取り組み

5年目に取り組んでいる、再現性アップのための具体的な工夫はこんな感じです。

① スコア管理アプリで自分の傾向を見える化

毎ラウンドのスコアをスコア管理アプリに記録して、自分の傾向を分析しています。

こういうデータを溜めていくと、「自分のゴルフのクセ」がはっきり見えてきます。例えば「自分は後半9ホールで崩れる傾向がある」「ミドルホールよりロングホールでミスが多い」など、感覚では気づかなかった自分の課題が浮き彫りになる。

月1ゴルファーは1回のラウンドが貴重なので、ラウンドの記録を残してデータ化するだけで、次のラウンドの準備の質が変わります。

② 練習場で「いつもの感覚」を毎回作り直す

練習場に行くたびに、最初の10〜15分は**「感覚の再現」**に使います。前回上手くいった動きを思い出し、その感覚を取り戻すところからスタートする。新しいことを試すのは、感覚が戻ってから。これで練習の質が安定します。

③ アドレスのチェックポイントをルーティン化

毎ショットの前に、アドレスのチェックポイントを必ず確認するルーチンを作りました。

このあたりは、別記事『野球経験者あるある|ゴルフのアドレスでやりがちなNG3つ』で詳しく書いています。


🎯 これからの目標——80台安定と、ブログを通じてゴルフ人生を豊かに

最後に、これからの目標について書かせてください。

目標①:80台を安定して出す(平均スコア85以下)

短期的な目標は、80台を安定させること。具体的には、平均スコア85以下を目指しています。

ベスト82はもう出している。あとは、それを「特別な日」ではなく「普通の日」にできるか。これが達成できれば、月イチゴルファーとしては十分な領域だと思います。シングルハンデ(13以下)も視野に入ってきます。

5年目18ラウンドで80台3回——この数字を、来年は18ラウンドで10回くらいにできたら、平均スコア85以下が見えてきます。地味ですが、これが今の現実的な目標です。

目標②:ブログを通じて、同じ境遇の人の役に立ちたい

そしてもう一つの大きな目標が、このブログ「月一ゴルフ研究所」を育てることです。

このブログを始めた理由は、シンプルに**「自分が5年かけて積み上げてきた経験を、同じ境遇の人に届けたい」**から。

野球経験者で苦戦している人、レフティでクラブ選びに困っている人、月1ゴルファーで上達を諦めかけている人——過去の自分のような人の役に立つブログを作っていきたいと思っています。

そして正直に書くと——ブログを通じて少しずつでも収益が生まれれば、それをゴルフへの投資に回したいとも思っています。

お小遣い月¥25,000のサラリーマンにとって、ゴルフは決して安い趣味ではありません。家族には「自分の小遣いの範囲でやる」と約束してゴルフをやらせてもらっています。だからこそ、読者の役に立つブログを書き続けて、結果として少しでもゴルフ予算に回せるようになれば、上達速度も変わるし、家族との約束も守れる。

お小遣い制サラリーマンが、ブログを通じてゴルフ人生をどう豊かにできるか」——この挑戦そのものが、月イチゴルファーの新しいモデルケースになれたら嬉しいです。

このブログ「月一ゴルフ研究所」が目指しているのは、ただのゴルフ情報サイトではありません。**「お小遣い制サラリーマンが、お金と工夫で、ゴルフ人生をどう豊かにできるか」**を真剣に研究し、記録し、共有する場所です。


📌 まとめ:149→82の5年で、月イチゴルファーが学んだこと

最後に、5年間の上達記録を振り返って、月イチゴルファーが上達するために大切なポイントをまとめます。

5年で気づいた、月イチゴルファーの上達ロードマップ

年数スコア帯テーマ鍵となった気づき
1年目149→100切り基礎・道具揃え野球経験は通用しない、ゼロから学ぶ
2年目100前後で停滞知識武装・練習の質量より質、悩み続けることに意味がある
3年目90台安定コースマネジメントスイングではなく「頭」で打つ
4年目ベスト82達成スイング根本修正逃げてきた根本問題に向き合う
5年目(現在)平均90台前半、80台がたまに再現性の追求ベストではなく、平均を上げる

月イチゴルファーが上達するために、本当に大切な3つのこと

5年やってきて、本当に大切だと思うことは、たった3つです。

① 野球(他競技)の経験を一旦捨てる勇気

野球で培った感覚は、ゴルフではむしろ邪魔をする。これに気づき、ゼロから学び直す姿勢が、最初の1〜2年で最も重要でした。

② スコアが伸びない時期も、続けること

2年目の停滞期に辞めなかったから、3年目以降の成長があった。伸び悩みは、上達の前兆。月イチゴルファーは、特にこのことを覚えておいてほしいです。

③ 楽しむこと、家族との時間を大切にすること

ゴルフはあくまで趣味。家族との時間を犠牲にしてまでやるものではありません。月1ラウンドだからこそ、その1回を全力で楽しむ。これが、結果的に長く続けられる秘訣でもあります。

このブログでこれから書いていきたいこと

「月一ゴルフ研究所」では、これから以下のテーマで記事を書いていく予定です:

私自身がまだ発展途上のゴルファーです。だからこそ、**「上から目線の上達論」ではなく「同じ目線の試行錯誤録」**として書いていきたいと思っています。

最後に——同じ境遇のあなたへ

もしあなたが、

——そんな状況なら、このブログはきっと何かの参考になるはずです。

149から始まったゴルフ人生が、5年で82まで来ました。月1ラウンド、お小遣い月¥25,000、家族と一緒の生活。そんな普通のサラリーマンでも、続ければ必ずスコアは伸びます。

これからも、月イチゴルファーの上達と、家計とゴルフの両立を真剣に研究し、記録していきます。一緒に、ゴルフ人生を豊かにしていきましょう。

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