番手別飛距離を全公開|TrackManで測った月イチゴルファーのリアルな数字

練習メモ

7番アイアン、何ヤード飛びますか?

この質問に、自信を持って答えられるゴルファーは、意外と少ないと思います。私も昔は「150ヤードくらい……かな?」と、曖昧にしか答えられませんでした。

でも、自分の飛距離を正確に知らないままコースに出るのは、地図を持たずに旅に出るようなもの。番手選択で迷い、ミスが増え、スコアを落とす原因になります。

この記事では、HS45の月イチゴルファーが、TrackManで実測した番手別飛距離を全公開します。キャリーとトータル、そして**その差である「ラン」**まで分けて掲載します。

そして何より、飛距離を把握したことで、コースマネジメントがどう変わったか——ここが一番お伝えしたいポイントです。

前回公開した14本のセッティングと、この飛距離データがセットになって、ようやく「自分のクラブを理解している」状態になります。同じ月イチゴルファーの参考になれば嬉しいです⛳

🔗 セッティングの詳細は「月イチゴルファーの14本セッティング公開」をご覧ください。


  1. 📊 番手別飛距離・全公開(TrackMan実測)
  2. 🤔 その飛距離、「キャリー」ですか?「トータル」ですか?
    1. なぜ「キャリーとランの区別」が重要なのか
    2. 番手ごとの「ラン」を把握すると、世界が変わる
    3. ここから見える、はっきりした法則
    4. 実戦での使い分け例
      1. 例①:手前に池、ピンまで150ヤード
      2. 例②:グリーン手前が花道、ピンまで160ヤード
      3. 例③:砲台グリーン、ピンまで140ヤード
    5. 「大体わかっている」では足りない
  3. 🔍 このデータから見える3つのこと
    1. ① きれいな「10〜15ヤードの階段」ができている
    2. ② 4Wと5Wは、ロフト1.5°差でも15ヤード違う
    3. ③ ウェッジは「小さい階段」が必要
  4. 🎯 飛距離を把握して、マネジメントがどう変わったか
    1. 「最大距離」と「最低距離」が分かるのが最大の価値
    2. シチュエーション別の判断が明確になった
      1. ケース①:グリーン奥に突っ込みたくない時 →「最大距離」で選ぶ
      2. ケース②:手前のバンカーを越えたい時 →「最低距離」で選ぶ
    3. 番手選びの「迷い」が減った
  5. 📱 計測方法と、正直な注意点
    1. TrackManで計測、アプリにデータを蓄積
    2. 手持ちの計測器(ユピテル)とは1割程度の差がある
      1. 原因は「練習球」だった
    3. つまり、計測環境で数字は変わる
  6. 📈 番手ごとの「信頼度」も正直に
    1. 安定している番手:5W、8I以下
    2. バラつく番手:PW以下(打ち分けているため)
  7. 💡 月イチゴルファーが飛距離を把握する方法
    1. 方法①:計測器のある練習場を探す
    2. 方法②:手持ちの計測器を使う
    3. 方法③:コースでGPSアプリを使う
    4. 大事なのは「幅」と「ラン」を知ること
  8. 📝 まとめ|飛距離を知ることは、練習しないで上手くなる方法
    1. 私の番手別飛距離(TrackMan実測・HS45)
    2. 飛距離を把握するメリット
    3. 計測の注意点
    4. 最後に——同じ月イチゴルファーへ
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📊 番手別飛距離・全公開(TrackMan実測)

まず、データをそのまま出します。ロフト角と並べることで、飛距離の階段が見えるようにしました。

クラブロフトキャリートータル
1W10.5°220〜230240〜260
4W16.5°200〜210220〜230
5W18°185〜195200〜210
4U22°170〜180180〜190
6I27°155〜160165〜170
7I31°145〜155155〜165
8I35°135〜140145〜150
9I39°125〜130135〜140
PW44°120130
48°48°110115
52°52°100105
56°56°8590
60°60°バンカー専用のため計測なし

※単位はヤード。ヘッドスピード約45m/sのデータです。


Screenshot

🤔 その飛距離、「キャリー」ですか?「トータル」ですか?

ここで、この記事で一番伝えたいことを書きます。

「7番アイアン、何ヤード?」と聞かれて、「150ヤードくらい」と答えられる人は、そこそこいます。

でも——**「それはキャリーですか?トータルですか?」**と聞き返されたら、答えられる人はどれくらいいるでしょうか。

さらに、**「7番だと、落ちてから何ヤード転がりますか?」**と聞かれたら?

ここまで把握している人は、アマチュアにはほとんどいません。私も、TrackManで計測するまでは全く分かっていませんでした。

なぜ「キャリーとランの区別」が重要なのか

理由はシンプルです。コースには、ランが使える場面と、使えない場面があるからです。

場面効いてくる数字
グリーン手前が花道で、転がして寄せられるトータル
グリーン手前にバンカー・池・谷があるキャリー
グリーンが砲台で、手前に落とすと戻ってくるキャリー
フェアウェイが硬く、よく転がるトータル
雨でグリーンが柔らかく、止まるキャリー

つまり——**「ハザードを越えたい時に必要なのはキャリー」「転がして寄せたい時に必要なのはトータル」**なんです。

「7番で150ヤード」としか知らない人は、この2つを区別できません。だから、バンカー越えで「150ヤードだから7番」と選んで、キャリーが足りずにバンカーへ——という悲劇が起きます。

番手ごとの「ラン」を把握すると、世界が変わる

そこで、私のデータからランの距離を出してみます。

クラブキャリートータルラン
1W220〜230240〜260約20〜30
4W200〜210220〜230約20
5W185〜195200〜210約15
4U170〜180180〜190約10
6I155〜160165〜170約10
7I145〜155155〜165約10
8I135〜140145〜150約10
9I130140約10
PW120130約10
48°110115約5
52°100105約5
56°8590約5

ここから見える、はっきりした法則

この表を見ると、きれいな法則が浮かび上がります。

つまり、**ドライバーは「落ちてから30ヤード転がることもある」**けれど、56度なら「落ちたら5ヤードで止まる」。この差を知っているかどうかで、攻め方が全く変わります

実戦での使い分け例

具体的に、私はこう使い分けています👇

例①:手前に池、ピンまで150ヤード

ここで必要なのはキャリー。7番のキャリーは145〜155なので、当たりが悪ければ池に入るリスクがあります。だから、6番でキャリーを稼ぐ

「トータル150ヤードだから7番」と考えていたら、池ポチャです

例②:グリーン手前が花道、ピンまで160ヤード

ここは転がして寄せられる場面。トータルで考えていいので、7番(トータル155〜165)で十分。むしろ、手前に落として転がすほうが安全です。

例③:砲台グリーン、ピンまで140ヤード

砲台(グリーンが高い位置にある)だと、手前に落ちた球は転がり戻ってくることも。ここはキャリーで乗せたいので、8番(キャリー135〜140)ではやや不足7番でしっかりキャリーさせる判断になります。

「大体わかっている」では足りない

多くのアマチュアは、「7番で150くらい」という大まかな感覚でプレーしています。それでも、なんとなくゴルフはできます。

でも、スコアを縮めたいなら、そこから一歩踏み込む必要があります。

この3つを番手ごとに把握するだけで、コースでの判断精度が劇的に上がります。しかも、練習量は一切関係ありません。知っているかどうか、それだけです。

これが、月イチゴルファーにとって最もコスパの良い上達法だと、私は思っています。


🔍 このデータから見える3つのこと

① きれいな「10〜15ヤードの階段」ができている

キャリーの差を見ると:

大きな穴も、極端な重複もありません。前回の記事で書いた「ロフトの階段」が、実際の飛距離にもちゃんと反映されていることが確認できました。

🔗 ロフトの階段については「月イチゴルファーの14本セッティング公開」で詳しく書いています。

② 4Wと5Wは、ロフト1.5°差でも15ヤード違う

前回の記事で、4W(16.5°)と5W(18°)がロフト1.5°差で詰まっていると書きました。

ところが実測すると、キャリーで約15ヤードの差があります。これは意外な発見でした。

おそらく、シャフトの違い(4Wは社外品、5Wは純正の軽めSR)や、5Wは「置きにいく」クラブとして使っていることが影響していると思います。数字の上では詰まっているのに、実際は使い分けできている——面白い結果です。

③ ウェッジは「小さい階段」が必要

PW以下を見ると、10ヤード刻みで並んでいます(130 → 115 → 105 → 90)。

私はPW以下(130ヤード以下)の距離の打ち分けが苦手なので、4°刻みでウェッジを4本入れて、この細かい階段を作りました。数字で見ると、狙い通りになっているのが分かります。


🎯 飛距離を把握して、マネジメントがどう変わったか

飛距離を把握する意味は、「7番で150ヤード飛ぶ」と自慢することではありません。コースでの判断が変わることにあります。

「最大距離」と「最低距離」が分かるのが最大の価値

TrackManの良いところは、飛距離の幅(最大・最低)が分かることです。

例えば7番アイアンなら、キャリー145〜155ヤード。つまり、

この**「幅」を知っている**ことが、コースで効いてきます。

シチュエーション別の判断が明確になった

具体的に、こんな場面で判断が変わりました👇

ケース①:グリーン奥に突っ込みたくない時 →「最大距離」で選ぶ

奥がOBだったり、下り傾斜で寄せづらい場面。ここでは**「最大距離」で番手を選ぶ**。

「7番の最大が155ヤード。ピンまで150ヤードだけど、当たったら奥に行く」→ 8番で手前から攻める、という判断ができます。

ケース②:手前のバンカーを越えたい時 →「最低距離」で選ぶ

逆に、グリーン手前にバンカーがある場面。ここでは**「最低距離」で番手を選ぶ**。

「8番の最低が135ヤード。バンカー越えに140ヤード必要」→ 8番だと届かないリスクがあるので、7番を持つ

番手選びの「迷い」が減った

こうして、**「最大なら届く」「最低でも越える」**という基準で判断できるようになったことで、番手選びの迷いが大幅に減りました

迷いがなくなると、スイングも素直に振れる。結果、ミスも減ります。飛距離の把握は、技術ではなくマネジメントの改善なんです。

これは、月イチゴルファーが練習しなくてもスコアを縮められる、数少ない方法だと思っています。


📱 計測方法と、正直な注意点

データの信頼性に関わるので、どうやって測っているかも正直に書きます。

TrackManで計測、アプリにデータを蓄積

私はTrackManで計測しています。アプリにデータが残るので、番手ごとの平均・最大・最低を確認できます。

ただし、正直に言うと——アプリの平均値は、実際より少し低めに出ています。理由は、練習でハーフショットも打っているから。フルショットとハーフショットが混ざるので、平均が下がるんです。

この記事に載せた数字は、フルショット(本番で使う8割ショット)時の実感に近い数値に整理したものです。

手持ちの計測器(ユピテル)とは1割程度の差がある

実は、手持ちの飛距離計測器(ユピテル)も持っているのですが、TrackManの数値とは1割程度の差が出ます。

原因は「練習球」だった

この差の主な原因は、**練習場のボール(練習球)**です。

練習球は、コースで使う球より飛距離が落ちる——これは、サイトや口コミでも多くの人が指摘しています。私自身、実感としても同じです。

そして、これを裏付ける事実があります。TrackManには「練習球」と「コース球」を選べる設定があるのですが、TrackManを練習球モードで計測すると、ユピテルとほぼ同じ飛距離になるんです。

つまり——

この記事のデータは、コース球想定の数値です。だから、実戦での番手選びにそのまま使えます。

つまり、計測環境で数字は変わる

ここは大事なポイントです。

だから、他人の飛距離と比べても意味がないんです。大事なのは、「自分の環境で、条件を揃えて測った数字」を持っていること


📈 番手ごとの「信頼度」も正直に

飛距離だけでなく、その番手がどれだけ安定しているかも、マネジメントには重要です。

安定している番手:5W、8I以下

5Wと、8I以下の番手は、キャリーのばらつきが少なく、安定しています

データを見ても、8I(135〜140)、9I(130)、PW(120)と、幅が狭いのが分かります。この番手たちは、計算通りに飛んでくれる信頼できる存在です。

特に5Wは私の得意クラブ。ロングホールの2打目で、安心して振れます。

バラつく番手:PW以下(打ち分けているため)

一方、PW以下の番手は、TrackManのデータがかなりバラバラになります。

理由は、基本的に距離を打ち分けているから。フルショットだけでなく、ハーフショットやコントロールショットを混ぜているので、当然データは散らばります

これは「不安定」というより、**「意図的に距離を変えている」**結果。ウェッジは、フルショットの飛距離だけでなく、振り幅ごとの距離感を持つことが大事なんです。


💡 月イチゴルファーが飛距離を把握する方法

「TrackManなんて持ってない」という方も多いと思うので、現実的な方法を書きます。

方法①:計測器のある練習場を探す

最近は、弾道計測器を設置している練習場が増えています。少し足を伸ばしてでも、一度は正確に測っておく価値があります。

キャリーとトータルを分けて計測できるのが、弾道計測器の最大の利点です。

方法②:手持ちの計測器を使う

ユピテルなどの個人用計測器も、比較的手が届く価格で手に入ります。練習球による誤差はありますが、番手ごとの相対的な差は十分に把握できます。

**「絶対値は1割引きで考える」**と割り切れば、実用上は問題ありません。

方法③:コースでGPSアプリを使う

ラウンド中に、残り距離と実際に打った番手を記録していけば、実戦の飛距離が見えてきます。むしろ、コースでの実測こそが本当の飛距離とも言えます。

大事なのは「幅」と「ラン」を知ること

どの方法でも、意識してほしいのは2つ。

  1. 「平均」だけでなく「最大」と「最低」を知る
  2. 「キャリー」と「トータル」を分けて知る

「7番で150ヤード」より、「7番はキャリー145〜155、ランが10ヤード」と知っているほうが、コースでの判断が10倍正確になります。


📝 まとめ|飛距離を知ることは、練習しないで上手くなる方法

最後にまとめます。

私の番手別飛距離(TrackMan実測・HS45)

クラブキャリートータルラン
1W220〜230240〜260約20〜30
4W200〜210220〜230約20
5W185〜195200〜210約15
4U170〜180180〜190約10
6I155〜160165〜170約10
7I145〜155155〜165約10
8I135〜140145〜150約10
9I130140約10
PW120130約10
48°110115約5
52°100105約5
56°8590約5

飛距離を把握するメリット

計測の注意点

最後に——同じ月イチゴルファーへ

月イチゴルファーは、練習量で上達するのが難しい立場です。だからこそ、「知ることで上手くなる」方法を活用したい。

自分の飛距離を、キャリー・トータル・ランまで正確に知る——これは、練習場に何百球打つより、すぐにスコアに反映される改善だと思います。

まだ自分の番手別飛距離を把握していない方は、ぜひ一度、計測してみてください。「思ったより飛んでない」というショックもあるかもしれませんが(笑)、その正確な数字こそが、あなたのマネジメントの土台になります⛳

このブログ「レフティパパの月一ゴルフ研究所」では、これからもデータに基づいた上達法を研究していきます。


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