※本記事はプロモーションを含みます。
ダフリ、直らないですよね。
ゴルフを始めて最初の1〜2年、私はアイアンからウェッジまで、ダフリだらけでした。
原因は、今思えば明確です。「アイアンはダウンブローで打つもの」という浅い知識で、ボールに打ちつければいいと考えていたから。
ダウンブローの本当の意味を、全く理解していなかったんです。
そこから道具を変え、練習法を変え、スイングの問題を発見し——段階を踏んで、ようやくダフリを減らせました。
この記事では、私がダフリを克服するまでの全プロセスを書きます。
- なぜダフっていたのか(独学の落とし穴)
- どうやって気づいたのか(ターフの位置と打球音)
- 何を変えたら直ったのか(アーリーリリースと後ろ肘)
同じようにダフリに悩んでいる方、特に独学でゴルフをやっている方には、必ず何かのヒントになるはずです⛳
1. 私がダフっていた本当の原因|「ダウンブロー」の誤解
まず、なぜ私がダフっていたのか。原因は道具でも体力でもなく、知識の浅さでした。
「ダウンブロー=打ちつける」という勘違い
ゴルフを始めた頃、私はこう思っていました。
「アイアンはダウンブローで打つ。だから、ボールに打ちつければいい」
この理解が、完全に間違っていたんです。
「ダウンブロー」という言葉だけを知っていて、その本当の意味を理解していなかった。結果、上からボールに打ちつけようとして、手前の地面を叩く——典型的なダフリのメカニズムです。
「ターフが取れる=正しい」も誤解だった
もう一つ、大きな勘違いがありました。
プロのスイングを見ると、ターフ(芝)が取れています。だから私は、**「クラブが地面に入り込むのが正しいんだ」**と思っていました。
でも、よく見ると——決定的な違いがあったんです。
| ターフが取れる位置 | |
|---|---|
| プロ | ボールの「先」 |
| 私 | ボールの「手前」 |
プロは、ボールを打った”後”に地面を削っている。つまり、ボールを先に捉えてから、その先の芝を取っているわけです。
一方、私はボールの手前から芝を削っていた。これは、ボールに当たる前に地面を叩いている——完全にダフリです。
この認識のズレが、違和感を消していた
この認識のズレが、厄介でした。
**「ターフが取れているから、正しく打ててる」**と思い込んでいたので、打ちつけることに違和感を感じなかったんです。
「ダウンブロー」も「ターフ」も、言葉としては知っていた。でも、本質を理解していなかった。
これが独学ゴルファーの落とし穴
私は独学でゴルフを学んできました。YouTubeやネットの情報を見て、自分なりに解釈して練習する。
でも、そこには落とし穴があります。言葉だけを覚えて、本質を理解しないまま実践してしまうんです。
「ダウンブロー」「ターフを取る」「インサイドアウト」——ゴルフ用語は、字面だけでは正しく伝わりません。
これが、独学ゴルファーが上達まで遠回りする理由だと、今は思っています。

※画像は右打ちです
2. 気づけなかった理由|練習場のマットは「優しすぎる」
もう一つ、私がダフリに長く気づけなかった理由があります。それが——練習場のマットです。
マットは「ある程度滑ってくれる」
練習場のマットは、ある程度滑ってくれます。
だから、多少ダフっても、クラブが滑って当たってしまう。そして、それなりに飛んでいくんです。
つまり、「当たっている感」「飛んでいる感」が出てしまう。これが厄介でした。
しかも、マットではターフが取れないので、前述の「ターフの位置」でもチェックできないわけです。
本番とのギャップで、初めて気づいた
ところが、コースに出ると話が違います。
芝の上では、ダフればクラブが地面に食い込んで止まる。ボールは全然飛ばない。そして、ボールの手前にターフの跡が残る。
練習場では打てているのに、コースでは全然ダメ——このギャップで、ようやく「自分はダフっているんだ」と気づきました。
練習場の「当たっている感」を信用してはいけない
これは、月イチゴルファーには特に重要な話です。
練習場でしか練習していないと、自分のダフリに気づけません。マットが優しく受け止めてくれるから。
だから、練習場での感触を過信しないこと。「当たってる気がする」ではなく、客観的に確認する方法が必要になります。
その方法が、次に書く「音」と「動画」でした。
3. 決定的な気づき|「打球音」が明らかに違った
ダフリの自覚は、練習場の音から始まりました。
上手い人は「インパクト音」しか聞こえない
ある時、練習場で気づいたんです。
上手な人が打つ時は、クラブにボールが当たったインパクト音しか聞こえない。
ところが、自分の場合は、マットを叩く音も大きく聞こえていたんです。
- 上手な人:「パシッ」というインパクト音のみ
- 自分:インパクト音+「ドスッ」というマットを叩く音
音は、意外と正直
見た目のスイングは、自分では確認しづらい。でも、音は誰でもすぐ分かります。
隣の打席の音と、自分の音を聞き比べる。これだけで、自分がダフっているかどうかが分かるんです。
マットではターフの位置は確認できませんが、音なら確認できる。これは、練習場でできる貴重なチェック方法です。
これは、今日からできる、道具も要らない方法。もしダフリに悩んでいるなら、次の練習で周りの音と聞き比べてみてください。
4. 動画で発見した、本当の原因「アーリーリリース」
音で違和感に気づいた私は、次に自分のスイングを動画で撮って、見返しました。
プロと自分の、決定的な違い
自分のスイング動画と、プロのスイングを見比べると——決定的な違いが見つかりました。
後ろ肘(レフティの私の場合は左肘)の位置です。
- プロ:インパクトの時、後ろ肘が脇にくっついているように見える
- 私:後ろ肘が、かなり脇から離れていた

こちらはプロの綺麗なスイング

後ろ肘が空いているのがわかります
体も開いてますね、、、笑
そこから見えた3つの問題
この発見から、自分のスイングの問題が芋づる式に見えてきました。
| 問題 | 内容 |
|---|---|
| アーリーリリース | インパクト前に手首のコックが早くほどける |
| 肩の開きが速い | 体が早く開いてしまう |
| アウトサイドイン傾向 | 野球由来の外から入る軌道 |
特にアーリーリリースが、ダフリの直接的な原因でした。
なぜアーリーリリースがダフリを生むのか
アーリーリリースとは、インパクトの前にクラブが早く解放されてしまう動きです。
これが起きると、クラブの最下点がボールの手前に来てしまう。結果、ボールの前に地面を叩く=ダフリになるわけです。
そして、ボールの手前にターフができる——冒頭で書いた症状に、完全に一致します。
「打ちつけよう」という意識が、さらにこの動きを悪化させていたと思います。
🔗 アウトサイドイン軌道については「スライスが直らない野球経験者へ」で詳しく書いています。
動画を撮るなら、スマホ三脚があると便利
ちなみに、スイング動画を撮るならスマホ用の三脚があると格段に楽です。
手持ちやカゴに立てかけて撮ると、アングルが安定せず、見たい部分が写らない。三脚なら同じアングルで安定して撮れるので、前回との比較もしやすいんです。
数百円〜千円程度で買えるので、**コスパの良い「上達への投資」**だと思います。
5. 解決策|「後ろ肘を脇につける」意識
原因が分かったので、対策は明確でした。
インパクトで、後ろ肘を脇につける
私が意識し始めたのは、たった一つ。
インパクトの際に、後ろ肘(左肘)を脇につける
※レフティなので左肘です。右打ちの方なら右肘にあたります。
これだけで、クリーンヒットが激増した
この意識を持つようになってから、球がクリーンに当たる確率が明らかに増えました。
肘が脇についていると:
- 手元が体の近くを通る
- アーリーリリースが抑えられる
- クラブの最下点が、ボールの位置に合う
結果、ダフらずにボールを直接捉えられるようになったんです。
意識するのは「1点」だけでいい
スイング改造というと、あれもこれも意識しがちですが——意識するポイントは1つに絞るべきです。
私の場合は「後ろ肘を脇につける」。この1点だけ。
月イチゴルファーは練習量が限られているので、複数のことを同時に意識しても身につきません。1つの意識で、複数の問題が改善する——そんなポイントを見つけるのが効率的です。
6. 私が踏んだ「3つの段階」
ここまでの流れを、段階として整理します。ダフリ克服は、一足飛びにはいきませんでした。
段階①:漠然とハーフスイングの練習
最初にやったのが、ハーフスイングの練習です。
小さい振り幅で、確実にボールに当てる練習。これで、大ダフリはある程度改善されました。
ただし——それでもラウンドでは、2〜3回は大ダフリが出る。完全には直りませんでした。
段階②:動画と音で原因を特定
そこで、動画と打球音で自分のスイングを客観視。アーリーリリースという真の原因にたどり着きました。
漠然と練習するのではなく、原因を特定する——この段階が、一番重要だったと思います。
段階③:原因を意識した上で、再びハーフショット
原因が分かったら、「後ろ肘を脇につける」意識を持ったまま、もう一度ハーフショットの練習に戻りました。
ここがポイントです。同じハーフショット練習でも、意識が違えば効果が全く違う。
段階①では「漠然と当てる練習」だったものが、段階③では「アーリーリリースを抑える練習」に変わったわけです。
💡 ハーフショット練習の「本当の意味」
ここで、この記事で一番伝えたいことを書きます。
ハーフショットは「小さいスイングの練習」ではない
ハーフショットは、確かに大事な練習です。多くの人が勧めます。
でも——やり方を間違えると、意味がなくなるんです。
ハーフショットが、本番のスイングと同じような再現性を持っていなければ、ただの「振り幅が小さいスイングの練習」で終わってしまう。
私が気づいた、最大の収穫
この過程で得た、最大の収穫があります。
それは——ハーフショットとラウンドでのショットの、スイングの違いに気づけたこと。
練習場でハーフショットをしている時は、ゆっくり、丁寧に、正しく振れている。でも、ラウンドでフルショットになると、その意識が消える。
**「練習ではできるのに、本番でできない」**の正体が、ここにありました。
「なぜハーフショットが大事か」を理解する
だから大事なのは、なぜハーフショットをやるのかを理解することです。
- ❌ なんとなく小さく振る練習
- ⭕ 正しい動きを、小さい振り幅で身につける練習
- ⭕ そして、その動きをフルショットでも再現する
この意図を理解しているかどうかで、上達スピードが大きく変わります。私自身、段階①(漠然と)と段階③(意図を持って)では、同じ練習なのに効果が全然違いました。
ハーフショット練習をしている方は、ぜひ**「今、何を身につけようとしているのか」**を意識してみてください。
7. 道具でも改善した|スリクソンのVソール
技術の話をしましたが、道具も確実に効果がありました。
「ダフリに強いアイアン」を探していた
打ち込む癖がついてしまっていた私は、とにかくダフリに強いアイアンはないかと探していました。
そこで出会ったのが、スリクソンのVソールです。
ソールがV字形状になっていて、多少手前から入っても、ソールが芝の上を滑ってくれる。試打した時の衝撃は、今でも覚えています。
マットの上ですら、抜け感が違った
試打はマットの上でした。前述の通り、マットは元々滑りやすい環境です。
それでも、明らかに抜け感が違った。
……逆に言えば、マットの上ですら違いを体感できるほど、普段から相当打ち込んでいたということなんですが(笑)。
ちなみに私が使っているのはZX5 markⅡです。型落ちの新品を楽天市場で、相場の半額ほどで買いました。レフティは流通量が少ないので、欲しいモデルを見つけたときが買いどきです。
🔗 ZX5 markⅡを選んだ経緯はレフティの中古アイアン選び|「優しいモデル」の思い込みを試打が覆した話に書いています。
ただし、道具だけでは解決しない
ここが大事なポイントです。
私は元々、「道具を変えればよくなる」という考えを持っていました。実際、Vソールでかなり改善しました。
でも——そもそもの打ち方が問題でした。
道具はミスを軽減してくれますが、原因そのものは消してくれません。
道具(Vソール)+技術(後ろ肘の意識)、この両輪があって初めて、ダフリは本当に減ったんです。
8. 今でもダフる場面|「力が入る」とき
正直に言うと、今でもダフります。完全に直ったわけではありません。
出るのは「力が入る場面」
どんな時に出るか。それは——力が入る場面です。
具体例を挙げます。
150ヤードの距離。でも、手前に池がある。
こういう場面では、**「絶対に入れたくない」**という気持ちが働きます。すると、
- どうしても力が入る
- 「強い力で、確実にコンタクトさせなければ」と考える
- 結果、打ちにいってダフる
プレッシャーのかかる場面ほど、悪い癖が出る——これはゴルフの永遠のテーマですね。
対策は「力まない」……が難しい
理屈では「力まなければいい」と分かっています。でも、実戦では簡単ではありません。
現状の私の対策は:
- 1番手大きいクラブで、軽く振る
- ハザードを避けて、安全な場所を狙う(マネジメントで回避)
- 素振りで最下点を確認してから打つ
特に最後の「素振りで最下点を確認」は効果的です。自分のクラブがどこを擦るかを確認してから、そこにボールをセットする。これでミスの確率が下がります。
🔗 この方法は「月イチゴルファーこそパター・アプローチ練習」でも書いています。
📝 まとめ|ダフリ克服の全プロセス
最後にまとめます。
ダフっていた原因
- 「ダウンブロー=打ちつける」という誤解(独学の落とし穴)
- 「ターフが取れる=正しい」という誤解(プロは球の先、私は球の手前)
- アーリーリリース(インパクト前にクラブが解放される)
- 後ろ肘が脇から離れていた
- 練習場のマットが優しすぎて、気づけなかった
気づいたきっかけ
| 方法 | 分かること |
|---|---|
| ターフの位置を見る | 球の手前を削っていないか(コースで確認) |
| 打球音を周りと比べる | マットを叩く音がしないか(練習場で確認) |
| スイング動画を撮る | 後ろ肘の位置、アーリーリリース |
| コースでのギャップ | 練習場の「当たってる感」は当てにならない |
改善の3段階
- 漠然とハーフスイング(大ダフリは減るが、完治しない)
- 動画と音で原因を特定(アーリーリリース発見)
- 原因を意識してハーフショット(後ろ肘を脇につける)
ハーフショット練習の本質
- ただ小さく振るだけでは意味がない
- 本番と同じ再現性がなければ、別のスイングの練習になってしまう
- 「何のためにやるのか」を理解することが、上達を早める
道具と技術の両輪
- 道具(Vソール):ミスを軽減してくれる
- 技術(後ろ肘の意識):原因そのものを解決する
- 両方あって、初めて本当に減った
最後に——同じ独学ゴルファーへ
私がダフリで遠回りした最大の理由は、「ダウンブロー」「ターフを取る」という言葉だけを知っていて、本質を理解していなかったことです。
独学ゴルファーは、言葉を覚えるのは簡単でも、正しい動きを身につけるのが難しい。だからこそ、
- ターフの位置で確認する(コース)
- 打球音で違和感に気づく(練習場)
- 動画で客観視する
- 原因を特定してから練習する
この順番が大事だと思います。漠然と球数を打っても、間違った動きを固めるだけです。
ダフリに悩んでいる方、まずは次の練習で、周りの人と自分の打球音を聞き比べてみてください。そして次のラウンドでは、自分のターフがボールの手前か先かを確認してみてください。そこから、何かが変わるかもしれません⛳
このブログ「レフティパパの月一ゴルフ研究所」では、これからも月イチゴルファー目線の上達法を発信していきます。
関連記事
🔗 【関連記事①】レフティの中古アイアン選び|「優しいモデル」の思い込みを試打が覆した話 ——Vソールとの出会い、道具での改善
🔗 【関連記事②】野球経験者が芯に当たらない原因と解決法【実体験】 ——トップとビジネスゾーンの話
🔗 【関連記事③】月イチゴルファーこそパター・アプローチ練習|スコアの半分はここで決まる ——アプローチでのダフリ(チャックリ)対策


コメント